臨床外科68巻5号

2013年05月発行

特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応 一般外科における小児患者

小児の生理学的特徴と周術期管理の要点

著者： 田口智章¹

所属機関： ¹九州大学大学院医学研究院小児外科学

ページ範囲：P.504 - P.512

【ポイント】

◆小児は年齢区分によって生理的特性と疾患の種類が大きく異なる．

◆体の水分構成や臓器の未熟性を熟知しなくてはならない．

◆成長発達を考慮した管理が必要である．

参考文献

1）内山　聖，原　寿郎，高橋孝雄（編）：標準小児科学．第7版．医学書院，2009

2）Scammon RE：The measurement of the body in children. in Harris JA, et al （eds）；The Measure of Man. University of Minnesota Press, 1930

3）Ferris-Hansen B：Body composition during growth. In vovo measurments and biochemical data corrected to differential anatomical growth. Pediatrics 47：264, 1971

4）原口宏之：小児薬用量の考え方と算出法．豊原清臣，他（編）：開業医の外来小児科学．第4版．南山堂，2002

5）高松英夫：手術前後の処置．高松英夫，福澤正洋，上野　滋（編）：標準小児外科学．第6版．医学書院，2012，pp 9-38

6）仁志田博司：胎児・新生児の呼吸管理．馬場一雄，小林　登（編）；新生児の呼吸生理．金原出版，1986，p 14