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特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応 代表的な症候の鑑別診断と初期対応
急性腹症
著者: 窪田正幸1
所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科小児外科
ページ範囲:P.522 - P.525
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◆腹痛の性状:閉塞性イレウスや腸炎は間欠的疼痛となる.絞扼性イレウスは虚血性病変のため持続性疝痛となる.
◆重篤度の評価:急性腹症で最も重篤なものは絞扼性イレウスであり,乳児では腸回転異常・中腸軸捻転をまず念頭に置く.
◆画像所見:絞扼性イレウスでは,超音波検査で液体で満たされ内容が停滞した拡張腸管を認め,小腸趨壁が観察される.
◆腹痛の性状:閉塞性イレウスや腸炎は間欠的疼痛となる.絞扼性イレウスは虚血性病変のため持続性疝痛となる.
◆重篤度の評価:急性腹症で最も重篤なものは絞扼性イレウスであり,乳児では腸回転異常・中腸軸捻転をまず念頭に置く.
◆画像所見:絞扼性イレウスでは,超音波検査で液体で満たされ内容が停滞した拡張腸管を認め,小腸趨壁が観察される.
参考文献
1)Applegate KE:Evidence-based diagnosis of malrotation and volvulus. Pediatr Radiol 39 Suppl 2:S161-163, 2009
2)Messineo A, MacMillan JH, Palder SB, et al:Clinical factors affecting mortality in children with malrotation of the intestine. J Pediatr Surg 27:1343-1345, 1992
3)Lee HC, Pickard SS, Sridhar S, et al:Intestinal malrotation and catastrophic volvulus in infancy. J Emerg Med 43:e49-51, 2012
4)Klein MD:Clinical approach to a child with abdominal pain who might have appendicitis. Pediatr Radiol 37:11-14, 2007
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