文献詳細
特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応
代表的な症候の鑑別診断と初期対応
文献概要
【ポイント】
◆嘔吐の原因として,消化器疾患のほかにも中枢神経疾患や代謝性疾患も鑑別する.
◆胆汁性嘔吐を認める場合は,外科手術が必要である消化管閉塞の可能性を考える.
◆下痢が2~3週間以上続く場合は,その原因検索をしっかりと行うことが重要である.
◆嘔吐の原因として,消化器疾患のほかにも中枢神経疾患や代謝性疾患も鑑別する.
◆胆汁性嘔吐を認める場合は,外科手術が必要である消化管閉塞の可能性を考える.
◆下痢が2~3週間以上続く場合は,その原因検索をしっかりと行うことが重要である.
参考文献
1)清水俊明:嘔吐,下痢,吐血,下血,腹痛.大関武彦・近藤直実(総編集);小児科学.第3版.医学書院,2008, pp 1151-1154
2)清水俊明:序 小児の嘔吐を診療するための必須事項.小児内科43:1969-1971, 2011
3)清水俊明:嘔吐.金子堅一郎(編);イラストによるお母さんへの病気の説明と小児の診療 イラスト編/解説編.南山堂,2004, pp 22-24
4)神保圭佑,清水俊明:症候からみる臨床検査の進めかた 下痢.小児科診療74:113-118(増刊),2011
5)Sandhu BK:Practical guidelines for the management of gastroenteritis in children. J Pediatr Gastroenterol Nutr 33 Suppl 2:S36-S39, 2001
6)清水俊明:乳児難治性下痢症.山口 徹,北原光夫,福井次矢(総編集);今日の治療指針.2009年版.医学書院,2009, pp 1012-1013
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