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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻5号

2013年05月発行

文献概要

特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応 知っておきたい疾患と治療のポイント

イレウス

著者: 大田貢由1 石部敦士1 渡邉純2 渡辺一輝2 諏訪雄亮2 鈴木紳祐2 秋山浩利2 市川靖史3 國崎主税1 遠藤格2

所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター 2横浜市立大学消化器・腫瘍外科学 3横浜市立大学臨床腫瘍科

ページ範囲:P.544 - P.547

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【ポイント】

◆小児のイレウスをきたす疾患は多岐にわたるため,様々な原因疾患の存在に留意して診察する必要がある.

◆絞扼性イレウスを見逃さず,手術のタイミングを逸しないことが特に重要である.

◆小児においても癒着性イレウスの頻度は高い.早期の手術適応判断と,癒着を起こさない配慮が必要である.

参考文献

1)Branco BC, Barmparas G, Schnüriger B et al:Systematic review and meta-analysis of the diagnostic and therapeutic role of water-soluble contrast agent in adhesive small bowel obstruction. Br J Surg 97:470-478, 2010
2)山岸 茂,山口茂樹,木村英明,他:絞扼性イレウスの早期診断法.日消外会誌36:11-17, 2003
3)工藤寿美,岩中 督,新井真理,他:小児における術後癒着性イレウスの検討.日小外会誌39:198-203, 2003
4)Lautz TB, Raval MV, Reynolds M, et al.:Adhesive small bowel obstruction in children and adolescents:operative utilization and factors associated with bowel loss. J Am Coll Surg 212:855-861, 2011
5)Fujii S, Shimada H, Ike H, et al:Reduction of postoperative abdominal adhesion and ileus by a bioresorbable membrane. Hepatogastroenterology 56:725-728, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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