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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻5号

2013年05月発行

特集 一般外科医が知っておくべき小児患者への対応

知っておきたい疾患と治療のポイント

体表面の腫瘤―外来で遭遇する比較的稀な腫瘤

著者: 樋口恒司1 木村修1 田尻達郎1

所属機関: 1京都府立医科大学小児外科

ページ範囲:P.556 - P.560

文献概要

【ポイント】

◆体表の病変観察では良・悪性の判断は困難であり,専門医への相談が必要である.

◆特に,顔面から頸部にかけては病変が大血管や気道を圧迫するように深部へ進展していることもあるため,経過観察にも注意が必要である.

◆リンパ管腫にはOK432硬化療法の効果が得られにくいタイプもあるため,切除を含めた治療方針の検討が重要である.

参考文献

1)荻田修平,角田昭夫,岡部郁夫,他:OK-432の小児リンパ管腫に体する臨床第Ⅲ相試験.日小外会誌31:29-36, 1995
2)木村 修,文野誠久:出生後早期の腫瘍性呼吸困難.小児外科43:706-710, 2011
3)Ogita S, Tsuto T, Tokiwa K, et al:Intracystic injection of OK-432:a new sclerosing therapy for cystic hygroma in children. Br J Surg 74:690-691, 1987
4)荻田修平:リンパ管腫の治療―とくに硬化療法.小児外科34:125-131, 2002
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6)高橋正貴,金森 豊,杉山正彦,他:急速に増大し,術後に再発を認めた後頸部脂肪芽腫の1例.日小外会誌48:249-253, 2012
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8)森 亨:予防接種 個別接種に対応するために BCG.小児科37:1141-1147, 1996
9)安保 亘,會田久美子,笹島知大:BCG接種後リンパ節炎.小児外科39:1061-1063, 2007
10)大橋苑子,爲政大幾,岡本祐之:臨床例 先天性頸部遺残軟骨.皮病診療33:145-148, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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