文献詳細
臨床研究
注射薬自動読み取り装置(SPASER)システムによる消化器外科手術の原価計算とコスト評価
著者: 末廣剛敏1 濱津隆之2 梶原勇一郎2 市来嘉伸3 杉町圭蔵2
所属機関: 1遠賀中間医師会おんが病院救急総合診療科 2遠賀中間医師会おんが病院外科 3遠賀中間医師会おんが病院呼吸器外科
ページ範囲:P.591 - P.594
文献概要
病院で医療材料を最も使うのは手術室であるが,診療報酬では手術手技料が安く設定されているので,病院経営の健全化のためには,手術料に包括されている高価な医療材料費を減らすことが大切である.そこで,筆者らは世界で最初となるSPASERシステム(オオクマ電子)を開発し,これによって薬品や物品の管理,医療材料の適切な使用,請求漏れ防止,医事業務の簡素化などが可能となった.さらに,手術の原価計算が容易となった.また,症例ごとのコストパーフォーマンスを開示することで外科医のコスト意識の熟成に有用である.
参考文献
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