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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻6号

2013年06月発行

特集 胃癌腹膜転移治療の最前線

フリーアクセス

ページ範囲:P.635 - P.635

文献概要

 現在の胃癌治療ガイドラインでStageⅣ胃癌に対して提示されている選択肢は,化学療法,放射線治療,緩和手術,best supportive careである.腹膜転移例については,化学療法が治療の中心と考えるのが一般的であろう.しかし,化学療法の進歩とともに,下火となっていた手術療法の適応がふたたび拡大される可能性はあり,現にCY1症例など軽微な腹膜転移症例は今や根治を目標とした手術の適応となりつつある.高度な腹膜転移症例についても,より高い「延命」効果を求める化学療法のランダム化試験を見守るのみではなく,あくまでも「根治」をめざした戦略に取り組む外科医の試みにも注目していただきたいと思う.本企画では,胃癌腹膜転移に対する手術療法を含む集学的治療の最前線を読者諸氏にお伝えすべく,気鋭の執筆者に執筆をお願いした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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