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文献詳細

雑誌文献

臨床外科68巻6号

2013年06月発行

ひとやすみ・99

いかに最期を迎えるか

著者: 中川国利1

所属機関: 1仙台赤十字病院外科

ページ範囲:P.667 - P.667

文献概要

 生を受けし者は必ず死を迎え,いかに死を迎えるかが大きな問題となっている.私自身はまだ死を差し迫った問題と意識はしていないが,同世代の患者さんを看取るたびに自分の死生観を持つ必要性を強く感じている.

 私が小さい頃の昭和30年代までは医療機関が充実してないこともあり,自宅で死亡するのが一般的であった.「隣のおばあさんが近頃ご飯を食べなくなった」と聞くと,両親は「じゃ,1週間位かな」と語り,見舞いに出かけた.そして予測に違わず1週間後には,親族に見守られ黄泉の世界に旅立った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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