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文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻10号

2014年10月発行

文献概要

必見! 完全体腔内再建の極意・19

胃全摘術後再建―Inverted T法

著者: 永井英司1 仲田興平1 大内田研宙1 清水周次1 田中雅夫1

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科

ページ範囲:P.1232 - P.1239

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■■はじめに

 胃全摘術後の再建法としてはRoux-en-Y再建が一般的である.開腹手術では手縫い吻合からサーキュラー・ステイプラーを用いる方法へと変遷してきたが,腹腔鏡下手術となり,腹腔鏡下手術用機器としてのリニア・ステイプラー(LS)が開発され,消化管などの離断,縫合,吻合に用いられるようになった.当科で工夫を重ねてきたLSを用いたRoux-en-Y再建法1)について紹介する.

 以降は以下の略語を使用する.エシェロン:エチコンエンドサージェリー社製LS,エシェロン-W:エシェロンホワイトカートリッジ,エシェロン-B:エシェロンブルーカートリッジ,エンドGIA:コヴィディエン社製LS,GIA-P:エンドGIAパープルカートリッジ,GIA-C:エンドGIAキャメルカートリッジ.

参考文献

1)Nagai E, Ohuchida K, Nakata K, et al:Feasibility and safety of intracorporeal esophagojejunostomy after laparoscopic total gastrectomy:inverted T-shaped anastomosis using linear staplers. Surgery 153:732-738, 2013
2)永井英司,仲田興平,大内田研宙,他:幽門側胃切除術後再建.Roux-en-Y再建:リニア再建(順蠕動).臨外 69:584-591, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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