icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻11号

2014年10月発行

増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル

Ⅲ 術式別の術前・術中・術後管理 2.胃

幽門側胃切除術・幽門保存胃切除術

著者: 山下裕玄1 瀬戸泰之1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院胃食道外科

ページ範囲:P.109 - P.111

文献概要

最近の知見と重要ポイント

□幽門側胃切除術(DG)は,全国胃癌登録の結果に基づくと胃切除全体の約60%を占めており,胃癌手術のなかで最も多く行われている術式といえる.

□DG後の再建法としてはBillrothⅠ法(B-Ⅰ),Ⅱ法(B-Ⅱ)あるいはRoux-en-Y法(RY)があるが,B-Ⅰ,RYのいずれかを選択することが多い.

□幽門保存胃切除術(PPG)は,遠位側縁が幽門から4 cm以上離れている早期胃癌を対象とした縮小手術の位置づけであり,胃上部1/3と幽門前庭部3,4 cm程度を温存するものと胃癌治療ガイドラインに記載されている.

□PPGは全国胃癌登録の結果に基づくと胃切除全体の3%程度を占める.

参考文献

1)Mangram AJ, Horan TC, Pearson ML, et al:Guideline for prevention of surgical site infection, 1999. Hospital Infection Control Practices Advisory Committee. Infect Control Hosp Epidemiol 20:250-278, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら