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文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻11号

2014年10月発行

文献概要

増刊号 ERAS時代の周術期管理マニュアル Ⅰ 周術期管理・総論

ERAS時代の疼痛管理

著者: 佐藤哲文1

所属機関: 1国立がん研究センター中央病院麻酔・集中治療科

ページ範囲:P.21 - P.23

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最近の知見と重要ポイント

□術後鎮痛はERASプロトコールの重要な要素の一つである.

□運動神経遮断作用の少ない局所麻酔薬を用いた中位胸部硬膜外鎮痛法が推奨される.

□オピオイド使用を避け,非オピオイド鎮痛薬・非ステロイド性抗炎症薬を使用する.

□硬膜外鎮痛法が適応できない症例には,末梢神経ブロックや創部浸潤麻酔を考慮する.

参考文献

1)Fearon KC, Ljungqvist O, Von Meyenfeldt M, et al:Enhanced recovery after surgery:a consensus review of clinical care for patients undergoing colonic resection. Clin Nutr 24:466-477, 2005
2)佐藤哲文,中塚秀輝:硬膜外鎮痛と硬膜外PCA.川真田樹人(編);酔科医のための周術期の疼痛管理,中山書店,2014, pp 216-224
3)Liu S, Carpenter RL, Neal JM:Epidural Anesthesia and Analgesia. Anesthesiology 82:1474-1506, 1995
4)Fearon KC, Luff R:The nutritional management of surgical patients:enhanced recovery after surgery. Proc Nutr Soc 62:807-811, 2003
5)北山眞任,廣田和美:末梢神経ブロック.川真田樹人(編);麻酔科医のための周術期の疼痛管理,中山書店,2014, pp 234-246
6)中塚秀輝:POPSとは.POPS研究会(編);術後痛サービス(POPS)マニュアル,真興交易医書出版部,2011, pp 13-16

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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