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文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻12号

2014年11月発行

ひとやすみ・118

病気見舞いの品

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.1329 - P.1329

文献概要

 病院には患者さんだけではなく,たくさんの見舞い客も来院する.そして必ず見舞い品を携え,手ぶらで来院する人は稀である.見舞い品としては,花,果物,お菓子,本,そして現金などが多いと思われるが,患者さんに喜ばれる品はなんであろうか.

 花は病室の雰囲気を和らげ,不安になりがちな気持ちを癒してくれる.かつて共に働く独身外科医が虫垂炎となったことがある.誰も見舞い客がなく病室が寂しかったので,医局秘書にお願いして花を贈った.実は送った花は退院した患者さんが病室に残していった物であり,あまりにも見事なため再利用させていただいたが,贈られた独身外科医はプライドさえ取り戻した.しかし,一般に病室は狭く,花瓶を置く場所にも事欠く.さらに病んだ体には,花の世話をする負担が増すことにもなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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