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文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻12号

2014年11月発行

文献概要

特集 外科切除適応の境界領域—Borderline resectable cancerへの対応 がん種別の治療指針

食道癌

著者: 中島政信1 百目木泰1 高橋雅一1 加藤広行1

所属機関: 1獨協医科大学第一外科

ページ範囲:P.1330 - P.1334

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【ポイント】

◆食道癌におけるborderline resectableは進行癌,特に隣接臓器への浸潤が疑われる局所進行癌を指す場合が多い.

◆Borderline resectable cancerの診断に有用なモダリティは内視鏡,食道造影,CT,MRIなどである.

◆術前化学療法,術前CRTののちに切除を行う.根治的CRT後の遺残・再発にサルベージ手術を行うこともある.

参考文献

1)日本食道学会(編):食道癌診断・治療ガイドライン,2012年4月版.金原出版,2012
2)Kato H, Kimura H, Nakajima M, et al:The additional value of integrated PET/CT over PET in initial lymph node staging of esophageal cancer. Oncol Rep 20:857-862, 2008
3)加藤広行,中島政信,佐々木欣郎:T4の癌臓器別特性と治療戦略.食道癌.臨外66:140-145, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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