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文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻12号

2014年11月発行

必見! 完全体腔内再建の極意・20

胃全摘術後再建—手縫いまつり縫い法

著者: 瀧口修司1 宮崎安弘1 高橋剛1 黒川幸典1 山崎誠1 宮田博志1 中島清一1 森正樹1 土岐祐一郎1

所属機関: 1大阪大学消化器外科

ページ範囲:P.1390 - P.1397

文献概要

■■はじめに

 “Simple is best !”よく耳にする言葉であるが,外科領域でも大事な言葉である.安全性,リスクマネジメントを考えた場合,複雑な過程で行う吻合よりも,多少技術を要したとしても単純な吻合のほうが,大きな間違いを軽減することができる.腹腔鏡下胃全摘術においても,糸を全周性にかけてアンビルを装着するというシンプルな方法こそが安定した手術成績につながるものと考えている.

 本稿では,われわれが行っているまつり縫いによるアンビル装着と吻合について述べ,いくつか腹腔鏡で行うことで注意すべき点について合わせて述べる.

参考文献

1)Takiguchi S, Sekimoto M, Fujiwara Y, et al:A simple technique for performing laparoscopic purse-string suturing during circular stapling anastomosis. Surg Today 35:896-899, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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