文献詳細
特集 早期胃癌の外科治療を極める—「EMR 適応外」への安全で有益な縮小手術を求めて
縮小手術のための画像診断のポイント
胃癌の深達度診断と進展範囲の診断:アップデート
著者: 宮原良二1 舩坂好平2 古川和宏1
所属機関: 1名古屋大学医学部付属病院消化器内科 2名古屋大学医学部付属病院光学医療診療部
ページ範囲:P.1430 - P.1437
文献概要
◆通常内視鏡による観察は白色光による非拡大観察が基本であり,病変の肉眼型,大きさを把握し,形態から診断を行う.
◆拡大内視鏡ではNBI,BLIを併用して観察する.まず中程度の拡大率で病変の境界を確認し,強拡大にて微小血管,微細粘膜構造を評価する.
◆超音波内視鏡では病変の最深部の断層像を得ることにより,客観的な深達度診断が可能となる.
参考文献
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