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手術手技
当科における吊り上げ式腹腔鏡下総胆管切石術—ラッププロテクターminimini®の使用
著者: 田代耕盛1 峯一彦1 市成秀樹1 松田俊太郎1 米井彰洋1 宮原悠三1
所属機関: 1宮崎県立日南病院外科
ページ範囲:P.1541 - P.1546
文献購入ページに移動当科における総胆管結石症に対する手術は,すべて吊り上げ式で行っている.ポートは臍直下に12 mm×1本,右腹部に5 mm×2本,上腹部にラッププロテクターminimini® 50/40(八光)を設置する.吊り上げ法の利点は,経済的,開腹手術器械を使用可能,胆道鏡の出し入れが容易,熟練すれば胆囊摘出も含めて1時間前後で手術可能,などが挙げられる.気腹法が主流の現在であるが,吊り上げ法は利点が多く,外科医として手技の選択肢の一つに考慮すべき方法である.今回,当科における手術法とその利点について報告する.
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