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特集 究極の肛門温存術式ISR―長期成績からわかる有用性と問題点
ISRからみた肛門管の局所解剖
著者: 大木繁男1 藤井正一2 大田貢由3
所属機関: 1藤沢湘南台病院外科 2帝京大学医学部附属病院下部消化管外科 3横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター外科
ページ範囲:P.268 - P.275
文献購入ページに移動◆静止(安静)時に肛門管は内肛門括約筋で持続的に閉鎖され,閉鎖範囲はHerrmann線のやや頭側からHilton線のやや尾側までである.歯状線はほぼその中間にある.Herrmann線,歯状線,Hilton線は直視下にはっきりと見ることができる.
◆ISRでは肛門管のどの位置の上皮と内括約筋を切除し,温存するのはどこかを確認すれば,術後の肛門機能評価に有用である.
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