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手術手技
単孔式内視鏡下手術での体腔内結紮手技―コンバインド法における結紮手技の詳細
著者: 宮川雄輔1 北原弘恵1 唐澤幸彦1 森川明男2 織井崇1 林賢2
所属機関: 1昭和伊南総合病院外科 2長野市民病院外科
ページ範囲:P.505 - P.510
文献購入ページに移動[目的]単孔式腹腔鏡下手術では鉗子の操作制限により結紮手技は難度の高いものとされ,特に鉗子が交差するセッティングでの結紮は困難とされてきた.当科ではコンバインド法での体内結紮法について工夫を行った.[方法]右手に持針器,左手に屈曲鉗子を持ち,左手鉗子で糸を把持し,右手持針器のjawを開いて糸を巻き取る方法で結紮操作を行う.左手屈曲鉗子の屈曲の手前側ですべての操作を行うことで,結紮操作を容易にすることが可能であった.[結論]従来の3ポート法での体内結紮と同様の時間で,コンバインド法での体内結紮を施行することが可能であった.可変式屈曲鉗子以外,特殊な手術器械を用いる必要はなく,有用な方法であると考えられる.
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