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手術手技
TAPPの腹膜縫合部へのセプラフィルム®の使用―特に5mm portからの挿入について
著者: 加藤恭郎1 鈴木大聡1 垣本佳士1 豊田亮1 遠藤幸丈1 村上修1
所属機関: 1八尾徳洲会総合病院外科
ページ範囲:P.761 - P.764
文献購入ページに移動当院ではTAPP導入の初期から腹膜縫合部への癒着防止にセプラフィルム®を用いてきた.当初は12 mm portから挿入していたが,reduced port size surgeryとして3 mm,5 mm,5 mmのportでTAPPを行う場合が多くなり,セプラフィルム®も5 mm portから挿入するようになった.5 mm portからの挿入に際しては,port内部の水分を徹底的に除去し,CSプロシージャパックの1枚を6分割して適度な湿度を与え,5 mmの腸鉗子に巻き付けて挿入するなどの工夫が必要である.この方法で行えば,5 mm portからでもほぼ全例でセプラフィルム®の挿入が可能である.TAPPでは比較的長い腹膜縫合部ができるため,セプラフィルム®による癒着防止を行うことを推奨する.
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