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文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻8号

2014年08月発行

文献概要

特集 肝胆膵癌の血管浸潤をどう治療するか

肝細胞癌の肝静脈・下大静脈腫瘍栓

著者: 田浦康二朗1 波多野悦朗1 安近健太郎1 瀬尾智1 上本伸二1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科肝胆膵・移植外科

ページ範囲:P.912 - P.919

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【ポイント】

◆肝細胞癌の肝静脈・下大静脈腫瘍栓は比較的珍しいが,門脈腫瘍栓と同様に予後に与える影響は大きい.

◆下大静脈腫瘍栓を伴う肝細胞癌手術においては特別な配慮・テクニックが必要である.

◆予後の改善のためには集学的治療が必要である.

参考文献

1)日本肝癌研究会追跡調査委員会:第18回全国原発性肝癌追跡調査報告(2004~2005).肝臓51:460-484, 2010
2)日本肝癌研究会(編):原発性肝癌取扱い規約 第5版補訂版.金原出版,2009
3)波多野悦朗,冨山浩司,西田久史,他:肝静脈・下大静脈・心房内腫瘍栓を伴う腫瘍に対する肝切除.手術67:733-739, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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