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文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻8号

2014年08月発行

文献概要

臨床研究

痔核注射治療(ALTA)後の肛門痛に関する検討

著者: 矢野孝明1

所属機関: 1ヤノ肛門外科クリニック

ページ範囲:P.1000 - P.1002

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要旨

[目的]主な痔核治療の1つである注射治療(ALTA治療)の合併症として肛門痛がよく知られている.今回,肛門痛の原因を探求するために後向き観察研究を行った.[対象と方法]痔核に対してALTA治療を施行した症例を対象とし,肛門痛のあった症例(52例)を「肛門痛あり群」,なかった症例(231例)を「肛門痛なし群」と定義した.性別,年齢,Goligher分類,痔核個数,ALTA治療の既往,ALTA合計投与量,痔核1個あたりの最大投与量の7項目を説明変数として,多変量解析を行った.[結果]ALTA治療後の肛門痛における有意なリスク因子として,痔核の個数が示唆された.

参考文献

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7)斉藤 徹:内痔核に対する硬化療法.臨外66:1436-1441, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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