icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科69巻9号

2014年09月発行

文献概要

特集 外科医が知っておくべき小腸疾患 検査

小腸二重造影法

著者: 奥田圭二1 田中靖1 鵜沼清仁1 高添正和2

所属機関: 1独立行政法人地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター放射線科 2独立行政法人地域医療機能推進機構東京山手メディカルセンター内科

ページ範囲:P.1048 - P.1058

文献購入ページに移動
【ポイント】

◆十二指腸より肛門側病変の検索時には,バルーン付きカテーテルをTreitz靱帯を越えた部位でバルーン固定する.

◆微細な病変には,空気量と薄層法を上手に組み合わせることで描出能が向上する.

◆圧迫法(圧迫筒の利用,腹臥位でのフトン圧迫)は小腸索の分離,観察に有効な手段である.

参考文献

1)白壁彦夫,小林茂雄:腹部X線読影テキストⅡ.系統的読影のための新しい能率的なアプローチ.十二指腸・小腸.文光堂,1981,pp 83-88
2)濱田辰己:小腸の造影診断.医歯薬出版株式会社,1998,pp 6-7
3)八尾恒良:小腸X線検査法.『胃と腸』編集委員会(編);胃と腸ハンドブック.医学書院,1992,pp 186-199
4)大井秀久,西俣寛人:X線診断.武藤徹一郎,八尾恒良,名川弘一,他(編);炎症性腸疾患.医学書院,1999,pp 166-181
5)多田修治,上原正義:小腸癌.八尾恒良,飯田三雄(編);小腸疾患の臨床.医学書院,2004,pp 326-331

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?