文献詳細
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文献概要
(1)序言 脳溢血及び脳軟化症は我が國に於て非常に多い疾患であつて,その死亡率は殆ど全結核症に次ぐ地位を占めている.昭和24年の日本外科学会総会に於て,岐阜の村上氏は「罹患脳側上頸交感神経節切除による半身不随治驗」と題して,多数症例の手術効果を述べている.私ほこの疾患の重要性にかんがみて,今春からこの手術法をとりあげ,現在迄に40例を追試することができたので,未だ少数例ではあるが,主として手術効果の実態を述べその檢討を行いたい(症例表I略).
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