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症例
Hoffa氏病の1例
著者: 野田宏凞1
所属機関: 1名古屋大學醫學部今永外科
ページ範囲:P.498 - P.500
文献購入ページに移動 膝関節の脂肪組織の病的変化に就いては,J. müller(1838)Lefevre-Dourbourg(1913)König等の記載があるがHoffa氏は膝関節内脂肪組織の病変の多数を経驗し從つて其の手術例も多く,此等の中特有な形態を有するものに気が付いた.即樹脂状脂肪腫であるがHoffa氏病とは,唯,翼状襞の脂肪組織迄増殖したものを言う1904年Hoffa氏が初めて記載したもので膝蓋腱下脂肪体が外傷及び炎症に依り結合織の増殖肥大を生じ特有な病像を呈するものである.
その後本邦に於ては高和氏(1939)徳岡氏(1943)朽名氏,市山氏,諸富氏の報告がある.
その後本邦に於ては高和氏(1939)徳岡氏(1943)朽名氏,市山氏,諸富氏の報告がある.
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