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最近の外國外科
腰椎穿刺後の頭痛,他
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ページ範囲:P.520 - P.521
文献購入ページに移動 腰椎穿刺後に起る頭痛の原因としては種々の説明がなされているが今日一般的に承認されているのは機械的原因とされるものであつて,針の大きさ,患者の体位,除去され脳脊髄液の量である.即ち細い針の使用が術後の頭痛を少くすることは既に知られていた.穿刺直後の体位も種々論議されたが,この種の頭痛は数日後まで起ることがあり得るのであるから直後僅かの時間だけ臥床しても余り意味はない.次に髄液の量であるが神経科の外来患者に於て試みたところでは除去群と然らざる群の頭痛を比較してもその%に余り差が認められない.
結局穿刺によつて硬膜に生ぜる孔より液が漏れることが重大な関係があるのであつて,この種の頭痛が臥位で消失し,坐位又は立位で増惡することも,細い針を用いた場合に頭痛の頻度が少ないことも容易に説明出来る.又頭痛の起つた場合に脊髄液圧が著しく低下していることも間接に本説の支持となる.
結局穿刺によつて硬膜に生ぜる孔より液が漏れることが重大な関係があるのであつて,この種の頭痛が臥位で消失し,坐位又は立位で増惡することも,細い針を用いた場合に頭痛の頻度が少ないことも容易に説明出来る.又頭痛の起つた場合に脊髄液圧が著しく低下していることも間接に本説の支持となる.
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