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文献詳細

雑誌文献

臨床外科7巻2号

1952年02月発行

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腹壁の腫瘤を主訴とせるAtresia Hymenalis and Vaginae Incompleta

著者: 近藤達平1

所属機関: 1共愛病院外科

ページ範囲:P.85 - P.85

文献概要

 婦人科的疾患の患者が外科に来た場合,医師も内診を遠慮し,患者も羞恥心から充分に症状を述べないか或いはかくす事がある爲に誤診する事があるとはよく聞く所であるが,本例もその1つと考えられるものであつて,右下腹部の腫瘤と疼痛とを主訴として外科外来を訪れ,手術により初めて性器の所見より診断をつけ得た1例である.
 患者は17歳女子.家族歴として父は胃癌で死亡,其の他特記すべき疾患なし.以前著患にかかれる事なし.傳染病にかかつた事もない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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