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文献概要
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巨大なる肝臓嚢腫の1治驗例
著者: 池谷亘1 木下英一1
所属機関: 1東京醫科大學外科教室
ページ範囲:P.147 - P.149
文献購入ページに移動緒言
非寄生性肝臓嚢腫は稀で臨床診断が困難な爲か剖檢或いは開腹に際して発見される場合が多く,外科的治療例は比較的少い。外國では1900年Leppman氏が報告してより1933年大塚氏に依れば105例を算え,本邦では1910年三宅氏の報告以来今日迄36例で其の内手術例は18例に過ぎない.最近我々も亦孤立性肝臓嚢腫の1治驗例を得たので此処に報告する.
非寄生性肝臓嚢腫は稀で臨床診断が困難な爲か剖檢或いは開腹に際して発見される場合が多く,外科的治療例は比較的少い。外國では1900年Leppman氏が報告してより1933年大塚氏に依れば105例を算え,本邦では1910年三宅氏の報告以来今日迄36例で其の内手術例は18例に過ぎない.最近我々も亦孤立性肝臓嚢腫の1治驗例を得たので此処に報告する.
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