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文献詳細

雑誌文献

臨床外科7巻4号

1952年04月発行

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胸部手術に対する硬膜外麻痺法

著者: 後藤淸太郞1

所属機関: 1國立療養所村松晴嵐荘

ページ範囲:P.159 - P.162

文献概要

硬膜外麻痺法は脊髄硬膜外腔に麻痺液を注入する事によりその部を通過する脊髄紳経を麻痺させ,その支配領域の手術に應用せんとするものである.麻痺液の注入を行う硬膜外腔の部位により脊髄硬膜外麻痺(Spinal epi—dural anesthesia)と尾部硬膜外麻痺(Caudal epiduralanesthesia)とに分けられる.前者は腰髄麻痺と同じ要領で腰椎又は胸椎間より硬膜外腔に麻痺液を注入する方法であり,主として腹部手術又は胸部手術に利用せられる.後者は尾鞍帯を通してその部の硬膜外腔に注入する方法であり,両者共に硬膜外腔に麻痺液を注入する事は同様であり唯部位を異にするだけである.後者は主として会陰部附近の手術に利用されるものである

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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