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文献詳細

雑誌文献

臨床外科7巻5号

1952年05月発行

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巨大膀胱結石による膀胱膣瘻の1例

著者: 田中信吾1 志水政純1 飯田忠夫1

所属機関: 1兵庫縣公立八鹿病院外科

ページ範囲:P.255 - P.257

文献概要

 膀胱結石は小兒にも老人にも出来るが,40歳〜5O歳代が一番多い.又尿道の解剖学的関係その他からその発生頻度は男子に多く,女子は遙かに少い.膀胱結石の数は1個又は数個,時には100以上に及んだ報告もある.
 大さは砂粒大より,いわゆる巨大と称する程度まで種々あるが,統計的にみて1〜30gの重さのものが最も多い.然して50g以上のものは,はるかに減じ100g以上のものは本邦文献で調べて50例に充たないほどである.外國では久保山,杉山氏の論文に依れば1000〜2860gに及ぶ巨大なものがあつたというが,本邦では久保山氏の676gが最大のようである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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