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文献詳細

雑誌文献

臨床外科7巻6号

1952年06月発行

文献概要

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胃のLinitis plastica

著者: 飯田茂1 白山隆1

所属機関: 1三重醫大外科

ページ範囲:P.293 - P.294

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 胃壁の著明なる肥厚と萎縮とを主体とするLinitisplasticaは最初Lutherに依り,"Verhärtung undVerengerung des Magen"として報告せられ,1859年Brintonに依りLinitis plastica hypertrophicaと命名されたが,その原因に就ては種々なるものが挙げられ,今日尚議論の対象となつて居るものである.本邦に於ては,大正4年(1915)須藤が硬性癌による1例を報告したのが最初にして,其後約16氏により或は癌腫性病変に,或は梅毒性病変に因るLinitis plasticaが報告せられて居る.私は膠様癌によつて起つた胃のLinitis plasticaなる例を経驗したので,茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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