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胃のLinitis plastica
著者: 飯田茂1 白山隆1
所属機関: 1三重醫大外科
ページ範囲:P.293 - P.294
文献購入ページに移動 胃壁の著明なる肥厚と萎縮とを主体とするLinitisplasticaは最初Lutherに依り,"Verhärtung undVerengerung des Magen"として報告せられ,1859年Brintonに依りLinitis plastica hypertrophicaと命名されたが,その原因に就ては種々なるものが挙げられ,今日尚議論の対象となつて居るものである.本邦に於ては,大正4年(1915)須藤が硬性癌による1例を報告したのが最初にして,其後約16氏により或は癌腫性病変に,或は梅毒性病変に因るLinitis plasticaが報告せられて居る.私は膠様癌によつて起つた胃のLinitis plasticaなる例を経驗したので,茲に報告する.
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