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文献詳細

雑誌文献

臨床外科7巻8号

1952年08月発行

症例

ポリープ様腺腫による空腸逆行性五筒状重積症の1治驗例

著者: 広瀨輝夫1

所属機関: 1千葉大學醫學部中山外科教室

ページ範囲:P.405 - P.408

文献概要

緒言
 小腸に於ける良性腫瘍は生前に於ては何等症状を呈せず,他の原因で死亡し,剖檢により始めて発見せられる場合が多いのであるが,本症例は空腸に発生したポリープ様腺腫により空腸重積症を惹起し,手術により甚だ珍稀な逆行性五筒状重積症なる事を認めたものであつて,本邦においては未だかゝる報告例は見当らない.又本症例は約200cmの空腫広汎切除を余儀なくされたのであるが,幸いにして術後7ヵ月の再診時に於ては何等機能的に障碍なく生業に励んで居る.茲に此の症例を報告しれ大方諸賢の御参考に供する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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