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文献詳細

雑誌文献

臨床外科70巻11号

2015年10月発行

文献概要

増刊号 消化器・一般外科手術のPearls&Tips—ワンランク上の手術を達成する技と知恵 ⑤結腸

腹腔鏡下S状結腸切除術

著者: 白下英史1 衛藤剛1 猪股雅史1 白石憲男2 北野正剛3

所属機関: 1大分大学医学部消化器・小児外科学講座 2大分大学医学部地域医療学センター外科分野 3大分大学

ページ範囲:P.120 - P.125

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 大腸悪性腫瘍に対する腹腔鏡下手術はわが国で年間2万例以上に行われており,なかでも腹腔鏡下S状結腸切除術は年間4千例以上で最も頻度が高い術式である1).また,日本内視鏡外科学会の技術認定制度で大腸領域の対象術式となる基本的な術式である.しかしながら,患者の体型や解剖学的特性,腫瘍の位置によりいろいろなバリエーションが生じうる術式でもある.本稿では,腹腔鏡下S状結腸切除術において生じうるバリエーションとその対応法について解説する.

参考文献

1)日本内視鏡外科学会:内視鏡手術に関するアンケート調査;第12回集計結果報告.日鏡外会誌19:495-640,2014
2)猪股雅史,杉田 論,赤木智徳,他:【大腸癌に対する腹腔鏡D3手術—私の手順】S状結腸.手術68:675-682,2014
3)白石憲男,猪股雅史:消化管がんに対する腹腔鏡下手術のいろは.メジカルビュー,2012,pp 184-288
4)矢田裕一:動脈の分枝走行とリンパ節転移状況からみた結腸癌の部位別 D2郭清術.日消外会誌29:710-716,1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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