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あとがき
著者: 桑野博行
所属機関:
ページ範囲:P.1434 - P.1434
文献購入ページに移動 筆者の勤務する大学附属病院では,電子カルテやオーダリングシステムも含めた医療情報管理システムの新しいバージョン,「新病院システム」への移行作業が行われている.これらはきわめて有用であり,新システムによって更なる利便性の向上も大いに期待されるのであろう.一方で,移行作業の「繁雑さ」もさることながら,トラブルが発生するとその影響も大であり,各部署において迅速かつ慎重に作業がすすめられている.またその後の運用も,その利便性と裏腹に,「リスク」も多く存在し,「リスクマネージメント」も更なる重要性を増すものと思われる.
このような例に限らず,私達の身の廻りには,飛躍的な技術革新とそれによってもたらされた膨大な種類の「ツール」が存在し,それらに囲まれて生活している.私達はその利便性に多く目を奪われているが,一方に存在する「リスク」を然程,意識せずに居ることも少なくない.また,それら「ツール」の目まぐるしい「バージョン」の進化にも追い付いていないのは私だけであろうか.言い訳がましいかもしれないが,「紙ベース」の媒体が必要な局面や「メール会議」ではない,一堂に会した会議の意義も忘れてはならないのであろう.
このような例に限らず,私達の身の廻りには,飛躍的な技術革新とそれによってもたらされた膨大な種類の「ツール」が存在し,それらに囲まれて生活している.私達はその利便性に多く目を奪われているが,一方に存在する「リスク」を然程,意識せずに居ることも少なくない.また,それら「ツール」の目まぐるしい「バージョン」の進化にも追い付いていないのは私だけであろうか.言い訳がましいかもしれないが,「紙ベース」の媒体が必要な局面や「メール会議」ではない,一堂に会した会議の意義も忘れてはならないのであろう.
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