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特集 肛門良性疾患を極める—目で見る 多彩な病態へのアプローチ法 各論 直腸脱②
直腸脱に対する腹腔鏡下直腸後方固定術
著者: 升森宏次1 前田耕太郎1 花井恒一1 佐藤美信1 小出欣和1 松岡宏1 勝野秀稔1
所属機関: 1藤田保健衛生大学下部消化管外科
ページ範囲:P.192 - P.199
文献購入ページに移動◆手技のポイントは以下の3点である.
◆助手に直腸を展開させ,岬角より切開し,腹膜を多く切除しない.肛門挙筋までしっかり剝離する.
◆下腹神経前筋膜と直腸固有筋膜との間の疎性結合織を切離し,下腹神経,骨盤内臓神経,骨盤神経叢を温存する.
◆直腸を牽引した状態でメッシュを腸管へ固定する.さらに腹膜を修復し,ダグラス窩の挙上再建をする.
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