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1200字通信・77
鏡視下手術と開腹手術—二次元と三次元
著者: 板野聡1
所属機関: 1寺田病院外科
ページ範囲:P.443 - P.443
文献購入ページに移動 先月号で,腹腔鏡下手術のことを書きましたが,今後は鏡視下手術が「基本」になっていくことは間違いなさそうです.
さて,先日,胆囊結石による発作を繰り返した末に,腹腔鏡下胆囊摘出術を行った慢性胆囊炎の症例がありました.術前のDIC-CTでは,胆囊は勿論のこと,胆囊管も造影されておらず,そのうえに肥満もあり,開腹しても難しいと思われた症例で,若い頃の自分であれば,足が竦み手も動かなくなるような症例でした.以前なら端から開腹の適応としたのでしょうが,最近では,こうした症例も鏡視下で始め,なおかつ完遂できるようになっています.
さて,先日,胆囊結石による発作を繰り返した末に,腹腔鏡下胆囊摘出術を行った慢性胆囊炎の症例がありました.術前のDIC-CTでは,胆囊は勿論のこと,胆囊管も造影されておらず,そのうえに肥満もあり,開腹しても難しいと思われた症例で,若い頃の自分であれば,足が竦み手も動かなくなるような症例でした.以前なら端から開腹の適応としたのでしょうが,最近では,こうした症例も鏡視下で始め,なおかつ完遂できるようになっています.
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