icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科70巻5号

2015年05月発行

特集 外科医が知っておくべき がん薬物療法の副作用とその対策

総論

化学療法の有害事象に関するアセスメント(Grade評価)

著者: 三嶋秀行1 木村研吾1 安藤景一2 石黒成治2 大橋紀文2 有川卓2 小松俊一郎2 宮地正彦2 佐野力2

所属機関: 1愛知医科大学病院臨床腫瘍センター 2愛知医科大学消化器外科

ページ範囲:P.537 - P.541

文献概要

【ポイント】
◆化学療法の有害事象は,評価する職種や個人によって異ならないように共通の基準であるCTCAE v4.0を用いて判定する.
◆有害事象のGradeは,診察時ではなくコース中の最悪Gradeを用い,持続期間も参考にして総合的に判断する.
◆医療者がGrade判定をしても,患者個人によって有害事象に対する受け止め方の程度は異なることを理解する.

参考文献

1)有害事象共通用語規準v4.0日本語訳JCOG版(CTCAE v4.0-JCOG)
2)Okuyama T, Wang XS, Akechi T, et al:Japanese version of the MD Anderson Symptom Inventory:a validation study. J Pain Symptom Manage 26:1093-1104, 2003
3)Hurria A, Gupta S, Zauderer M, et al:Developing a cancer - specific geriatric assessment:a feasibility study. Cancer 104:1998-2005, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら