文献詳細
特集 外科医が知っておくべき がん薬物療法の副作用とその対策
総論
化学療法の有害事象に関するアセスメント(Grade評価)
著者: 三嶋秀行1 木村研吾1 安藤景一2 石黒成治2 大橋紀文2 有川卓2 小松俊一郎2 宮地正彦2 佐野力2
所属機関: 1愛知医科大学病院臨床腫瘍センター 2愛知医科大学消化器外科
ページ範囲:P.537 - P.541
文献概要
◆化学療法の有害事象は,評価する職種や個人によって異ならないように共通の基準であるCTCAE v4.0を用いて判定する.
◆有害事象のGradeは,診察時ではなくコース中の最悪Gradeを用い,持続期間も参考にして総合的に判断する.
◆医療者がGrade判定をしても,患者個人によって有害事象に対する受け止め方の程度は異なることを理解する.
参考文献
掲載誌情報