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特集 外科医が知っておくべき がん薬物療法の副作用とその対策 総論
CVポートとアクセスルート
著者: 浅尾高行1
所属機関: 1群馬大学大学院がん治療臨床開発学
ページ範囲:P.542 - P.547
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◆抗癌剤投与中の患者のブラッドアクセスは必要性とリスクを考慮し慎重に選択する.
◆超音波ガイド下穿刺は中心静脈アクセスに伴う合併症の予防に有効である.
◆末梢静脈点滴における血管外漏出には早期発見と迅速な対応が求められる.
◆抗癌剤投与中の患者のブラッドアクセスは必要性とリスクを考慮し慎重に選択する.
◆超音波ガイド下穿刺は中心静脈アクセスに伴う合併症の予防に有効である.
◆末梢静脈点滴における血管外漏出には早期発見と迅速な対応が求められる.
参考文献
1)Merrer J, De Jonghe B, Golliot F, et al:Complications of femoral and subclavian venous catheterization in critically ill patients:a randomized controlled trial. JAMA 286:700-707, 2001
2)Goetz AM, Wagener MM, Miller JM, et al:Risk of infection due to central venous catheters:effect of site of placement and catheter type. Infect Control Hosp Epidemiol 19:842-845, 1998
3)浅尾高行:超音波ガイド下中心静脈カテーテル挿入トレーニング.中外医学社,2011
4)浅尾高行:超音波ガイド下中心静脈穿刺トレーニング:困難例を克服するためのトレーニングモデルの利用.臨麻,2015(in press)
5)Ener RA, Meglathery SB, Styler M:Extravasation of systemic hemato-oncological therapies. Ann Oncol 15:858-862, 2004
6)日本看護協会(編):外来がん化学療法看護ガイドライン.抗がん剤の血管外漏出およびデバイス合併症の予防・早期発見・対処.金原出版,2014
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