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特集 大腸癌腹腔鏡手術の新展開—Reduced port surgeryからロボット手術まで
直腸癌に対する腹腔鏡手術—Reduced port surgeryを中心に
著者: 鶴田雅士1 長谷川博俊1 岡林剛史1 松田睦史1 石井良幸2 北川雄光1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部一般・消化器外科 2北里大学北里研究所病院外科
ページ範囲:P.938 - P.943
文献購入ページに移動◆直腸癌に対するreduced port surgery(RPS)は従来の多孔式腹腔鏡手術と比較し,さらなる低侵襲性と整容面の向上が期待できる術式である.
◆直腸癌に対する腹腔鏡手術の恩恵の一つである拡大視効果は,RPSによって犠牲となる可能性があり,留意されるべきである.
◆細径鉗子や人工肛門造設予定部の創を利用するなどのRPSは,比較的高難度手術である直腸癌に対する腹腔鏡手術においても導入が容易であり,手術の質も保たれ,かつ侵襲や整容面での向上が期待される.
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