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文献詳細

雑誌文献

臨床外科70巻8号

2015年08月発行

具体的事例から考える 外科手術に関するリスクアセスメント・5

タイムアウトにかかわるトラブルをどう防ぐか

著者: 石川雅彦1

所属機関: 1公益社団法人地域医療振興協会 地域医療安全推進センター

ページ範囲:P.1010 - P.1014

文献概要

 外科手術の際,主に執刀直前に実施されるタイムアウトは,患者・部位誤認の防止なども含め,さまざまな確認のために実施されているが,タイムアウトを実施しない,あるいは実施してもインシデント・アクシデントが発生しており,実施方法,確認内容,実施タイミングなど,さまざまな課題があると思われる.本稿では,日本医療機能評価機構の「医療事故情報収集等事業」の公開データ検索1)を用いて,外科手術におけるタイムアウトに関連して発生した事例を抽出し,発生概要,発生要因と再発防止策について検討した.

参考文献

1)日本医療機能評価機構 医療事故情報収集等事業 公開データ検索.http://www.med-safe.jp/(accessed 2015/5/8)
2)石川雅彦:RCA根本原因分析法実践マニュアル,第2版.医学書院,2012, pp 32-54
3)石川雅彦:具体的事例から考える外科手術に関するリスクアセスメント:第1回—異物遺残をどう防ぐか.臨外70:476-480, 2015
4)石川雅彦:タイムアウトの効果的な実施—インシデント・アクシデント事例からみる検討.日手術医会誌34:282-284, 2013
5)藤沢敏子,仲井 淳,村島隆太郎,他:効果的な「タイムアウト」実施への取り組み.看護管理19:860-863,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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