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臨床報告
ストーマ傍ヘルニアに対して腹腔鏡下修復術(Sugarbaker法・Sandwich法)を施行した2例
著者: 内間恭武1 岩内武彦1 西居孝文1 王恩1 青松直撥1 竹内一浩1
所属機関: 1社会医療法人生長会府中病院外科
ページ範囲:P.103 - P.107
文献購入ページに移動ストーマ傍ヘルニアは人工肛門造設後の晩期合併症の一つである.治療法に確立された方法はなく,近年メッシュを使用した修復術が報告されている.われわれはストーマケアに難渋する2症例に対して,パリテックスパラストーマルメッシュを使用した腹腔鏡下修復術を施行した.症例1にはSugarbaker法を施行し,症例2にはSugarbakar法のみでは挙上腸管がヘルニア門に滑脱する可能性があり,Sandwich法を行った.2例とも術後2年以上無再発で経過している.ストーマ傍ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術Sugarbaker法,Sandwich法は安全な手術法であり,今後標準術式になりうると考えられる.
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