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文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻10号

2016年10月発行

ひとやすみ・142

MRの苦労を知る

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.1242 - P.1242

文献概要

 日本赤十字社は医療機関からの血液要請に応じ,必ず供給することを責務としている.私が勤める宮城県赤十字血液センターでは午前と午後の定期便のほかに,通常走行による臨時便,さらにただちに輸血をしないと生死にかかわる緊急要請にはサイレンを鳴らして緊急搬送している.
 しかしながら昨今,経費削減のため血液の在庫を少なくし,必要時に随時発注する病院が増えつつある.そのため臨時便さらには緊急搬送件数が増加し,人員や供給車両を増加しても対応が困難な事態が懸念される状態になっている.しかも血液の薬価は10年来同額であり,血液事業は企業内努力にもかかわらず大幅な赤字経営となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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