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文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻10号

2016年10月発行

文献概要

特集 エキスパートが教える 鼠径部ヘルニアのすべて 各論1:鼠径ヘルニア修復術の各術式

—腹腔鏡下手術—TEP法

著者: 和田則仁1 古川俊治1 北川雄光1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部外科学(一般・消化器)

ページ範囲:P.1252 - P.1259

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【ポイント】
◆TEP法では解剖学的ランドマークが少なく,至適剝離層を同定し,異なる剝離層をつなげる手技が重要となる.
◆毛細血管の走行や脂肪の色調などに目を凝らし,鈍的剝離により空間を広げ,異なる剝離層を意識的につなげていく.
◆鼠径部ヘルニアの手術適応は相対的であり,手技の研鑽により手術リスクを最小化することで適応を最大化できる.

参考文献

1)和田則仁,古川俊治,北川雄光:鼠径ヘルニアの新しい治療法—Lichtenstein法.消外36:911-922,2013
2)和田則仁,古川俊治,北川雄光:局所麻酔下腹腔鏡下ヘルニア手術確立への工夫.手術69:1593-1601,2015
3)北野正剛,山下裕一,白石憲男,他:内視鏡外科手術に関するアンケート調査—第12回集計結果報告.日内視鏡外会誌19:495-640,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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