文献詳細
増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅱ章 外傷外科 部位別対処法
脾損傷
著者: 疋田茂樹1 浅桐公男1 八木実1 久下亨1 赤木由人1 嬉野光俊1 弓削浩太郎1 鍋田雅和2 宇津秀晃2 高須修2 小金丸雅道3 安部等思3 高松学文4 溝手博義5
所属機関: 1久留米大学外科学 2久留米大学救急医学 3久留米大学放射線医学 4国立九州医療センター救急部 5大牟田中央病院
ページ範囲:P.165 - P.172
文献概要
■外傷による脾損傷の治療方針は患者の循環動態により決定され,肉眼分類では決定されない.
■非手術治療を行った場合の安静度は確立されていない.
■如何なる治療を行っても,初療後2週間までに仮性動脈瘤の有無を検索すべきである.
■如何なる治療を行っても,脾摘後重症感染症の危険性がある.
参考文献
掲載誌情報