icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻11号

2016年10月発行

増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて

Ⅱ章 外傷外科 部位別対処法

腎損傷

著者: 明石卓1 北野光秀1

所属機関: 1済生会横浜市東部病院救命救急センター

ページ範囲:P.193 - P.197

文献概要

POINT
■腎単独外傷の割合は多くなく,ほかの腹腔内臓器損傷を伴うことが多い.
■腎損傷による出血は,タンポナーデ効果により緊急手術になることは少ないが,外科的治療の際は対側腎を考慮する必要がある.
■腎損傷の合併症である尿漏は自然消退することが多いが,重篤な感染症を併発することがある.

参考文献

1)Feliciano DV, Mattox KL, Moore EE:Trauma 7th ed. McGraw-Hill Professional, 2012, pp 669-708
2)Jacobs LM, Luk SS:The advanced trauma operative management(ATOM):surgical strategies for penetrating trauma. Cine-Med, 2004, pp 203-217, 230-235
3)中島洋介,他:日本泌尿器科学会(編):腎外傷診療ガイドライン2016年版.金原出版,2016
4)Hirshberg A, Mattox KL:Top knife:The Art & Craft in Trauma Surgery. Tfm Pub Ltd, 2005, pp 109-114
5)日本外傷学会外傷専門診療ガイドライン編集委員会(編):外傷専門診療ガイドラインJETEC.へるす出版,2014,pp 95-100
6)日本Acute Care Surgery学会(編):手術動画とシェーマでわかる 外傷外科手術スタンダード.羊土社,2012,pp 196-209

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら