文献詳細
増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅱ章 外傷外科 部位別対処法
文献概要
POINT
■腎単独外傷の割合は多くなく,ほかの腹腔内臓器損傷を伴うことが多い.
■腎損傷による出血は,タンポナーデ効果により緊急手術になることは少ないが,外科的治療の際は対側腎を考慮する必要がある.
■腎損傷の合併症である尿漏は自然消退することが多いが,重篤な感染症を併発することがある.
■腎単独外傷の割合は多くなく,ほかの腹腔内臓器損傷を伴うことが多い.
■腎損傷による出血は,タンポナーデ効果により緊急手術になることは少ないが,外科的治療の際は対側腎を考慮する必要がある.
■腎損傷の合併症である尿漏は自然消退することが多いが,重篤な感染症を併発することがある.
参考文献
1)Feliciano DV, Mattox KL, Moore EE:Trauma 7th ed. McGraw-Hill Professional, 2012, pp 669-708
2)Jacobs LM, Luk SS:The advanced trauma operative management(ATOM):surgical strategies for penetrating trauma. Cine-Med, 2004, pp 203-217, 230-235
3)中島洋介,他:日本泌尿器科学会(編):腎外傷診療ガイドライン2016年版.金原出版,2016
4)Hirshberg A, Mattox KL:Top knife:The Art & Craft in Trauma Surgery. Tfm Pub Ltd, 2005, pp 109-114
5)日本外傷学会外傷専門診療ガイドライン編集委員会(編):外傷専門診療ガイドラインJETEC.へるす出版,2014,pp 95-100
6)日本Acute Care Surgery学会(編):手術動画とシェーマでわかる 外傷外科手術スタンダード.羊土社,2012,pp 196-209
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