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文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻11号

2016年10月発行

増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて

Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 上部消化管

胃・食道静脈瘤出血

著者: 小原勝敏1

所属機関: 1福島県立医科大学消化器内視鏡先端医療支援講座

ページ範囲:P.220 - P.227

文献概要

POINT
■静脈瘤出血時の緊急内視鏡による診断は極めて重要であり,直ちに緊急止血へと移行できる.
■緊急内視鏡下の治療においては,患者の全身状態を把握したうえで,適切な治療手技を選択することが大切である.
■内視鏡止血後に再出血防止を考慮した緻密な治療を行うことが,肝硬変患者の管理において重要である.

参考文献

1)小原勝敏,豊永 純,國分茂博:食道・胃静脈瘤内視鏡治療ガイドライン.日本消化器内視鏡学会(監修):消化器内視鏡ガイドライン第3版.医学書院,2006
2)小原勝敏,正木盛夫,坂本弘明,他:食道・胃静脈瘤硬化療法におけるEO単独およびEO・AS併用法からみた予後の検討.Gastroenterol Endosc 29:2232-2236,1987
3)小原勝敏:胃・食道静脈瘤の治療法,門脈血行動態の把握に基づいた治療法—硬化療法.Mebio 19:8-15,2002
4)小原勝敏,大平弘正,坂本弘明,他:食道・胃静脈瘤硬化療法に対するEO・AS併用法の新しい工夫—AS地固め法.Gastroenterol Endosc 31:2977-2981,1989
5)小原勝敏,小島俊彦,入澤篤志,他:食道静脈瘤に対する地固め法の新しい工夫—Laser地固め法.Gastroenterol Endosc 36:716-721,1994
6)鈴木博昭,山本 学,千葉井基康,他:Histoacrylを用いた胃静脈瘤硬化療法.Prog Dig Endosc 33:83-86,1988
7)小原勝敏,大平弘正,坂本弘明,他:孤立性胃静脈瘤に対するα-cyanoacrylate monomerによる硬化療法の有用性について.Gastroenterol Endosc 31:3209-3216,1989
8)金川博史,美馬聡昭,香山秋一,他:バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(Balloon-occluded retrograde transvenous obliteration)による胃静脈瘤の1治験例.日消誌88:1459-1462,1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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