文献詳細
増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 上部消化管
文献概要
POINT
■静脈瘤出血時の緊急内視鏡による診断は極めて重要であり,直ちに緊急止血へと移行できる.
■緊急内視鏡下の治療においては,患者の全身状態を把握したうえで,適切な治療手技を選択することが大切である.
■内視鏡止血後に再出血防止を考慮した緻密な治療を行うことが,肝硬変患者の管理において重要である.
■静脈瘤出血時の緊急内視鏡による診断は極めて重要であり,直ちに緊急止血へと移行できる.
■緊急内視鏡下の治療においては,患者の全身状態を把握したうえで,適切な治療手技を選択することが大切である.
■内視鏡止血後に再出血防止を考慮した緻密な治療を行うことが,肝硬変患者の管理において重要である.
参考文献
1)小原勝敏,豊永 純,國分茂博:食道・胃静脈瘤内視鏡治療ガイドライン.日本消化器内視鏡学会(監修):消化器内視鏡ガイドライン第3版.医学書院,2006
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3)小原勝敏:胃・食道静脈瘤の治療法,門脈血行動態の把握に基づいた治療法—硬化療法.Mebio 19:8-15,2002
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5)小原勝敏,小島俊彦,入澤篤志,他:食道静脈瘤に対する地固め法の新しい工夫—Laser地固め法.Gastroenterol Endosc 36:716-721,1994
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7)小原勝敏,大平弘正,坂本弘明,他:孤立性胃静脈瘤に対するα-cyanoacrylate monomerによる硬化療法の有用性について.Gastroenterol Endosc 31:3209-3216,1989
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