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文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻11号

2016年10月発行

増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて

Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 下部消化管・腹壁

イレウス

著者: 前田耕太郎1 花井恒一1 升森宏次1 勝野秀稔1

所属機関: 1藤田保健衛生大学下部消化管外科

ページ範囲:P.234 - P.237

文献概要

POINT
■腹痛,嘔気,嘔吐,排便・排ガスの停止などのイレウス症状を呈する病態では,まずイレウスであることを診断する.
■イレウスと診断したら,機械的イレウスか機能的(麻痺性)イレウスであるかを診断する.
■機械的イレウスで絞扼性と診断すれば緊急手術を行い,単純性イレウスや機能的イレウスでは保存的治療を開始する.
■単純性イレウスでも,経過中に絞扼性イレウスに移行することがあるので,連日病態を注意深く観察する.

参考文献

1)伊藤英輔,小澤荘治,山崎 康,他:イレウス.臨外68:103-107,2013
2)恩田昌彦,高橋秀明,古川精憲,他:イレウス全国集計21,899例の概要.日本腹部救急医会誌20:629-636,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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