文献詳細
増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 下部消化管・腹壁
文献概要
POINT
■上腸間膜動脈急性閉塞は急激に消化管の壊死をきたし,死亡率が60%前後と高い救急疾患である.
■発症初期は自覚症状と比較して他覚的所見に乏しいが,激烈な腹痛を呈する症例では本疾患を鑑別に入れて,造影CTで早期診断することが重要である.
■血行再建後にも腸管虚血が進行する場合があるので,厳重に経過観察し,必要があれば二期的な試験開腹で確認する.
■上腸間膜動脈急性閉塞は急激に消化管の壊死をきたし,死亡率が60%前後と高い救急疾患である.
■発症初期は自覚症状と比較して他覚的所見に乏しいが,激烈な腹痛を呈する症例では本疾患を鑑別に入れて,造影CTで早期診断することが重要である.
■血行再建後にも腸管虚血が進行する場合があるので,厳重に経過観察し,必要があれば二期的な試験開腹で確認する.
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