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文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 肝胆膵

閉塞性黄疸

著者: 高屋敷吏1 清水宏明1 大塚将之1 加藤厚1 吉富秀幸1 古川勝規1 高野重紹1 久保木知1 鈴木大亮1 酒井望1 賀川真吾1 野島広之1 宮崎勝1

所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学

ページ範囲:P.288 - P.291

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POINT
■閉塞性黄疸とは胆道の機械的閉塞を原因とする黄疸であり,治療の原則は胆道ドレナージである.
■胆道系悪性腫瘍による閉塞性黄疸では,癌進展範囲評価のためMDCTなどの画像診断を胆道ドレナージ前に行うことが必須である.
■閉塞部位などの所見により適切な胆道ドレナージ法を選択するが,侵襲,合併症,チューブ管理の観点から経鼻的胆道ドレナージ(ENBD)が第一選択である.

参考文献

1)Miyazaki M, Yoshitomi H, Miyakawa S, et al:Clinical practice guidelines for the management of biliary tract cancers 2015:the 2nd English edition. J Hepatobiliary Pancreat Sci 22:249-273, 2015
2)Itoi T, Tsuyuguchi T, Takada T, et al:TG13 indications and techniques for biliary drainage in acute cholangitis(with videos). J Hepatobiliary Pancreat Sci 20:71-80, 2013
3)三好広尚,乾 和郎,芳野純治,他:急性腹症・外傷 急性化膿性胆管炎の対応 EBD vs PTBD.消化器内視鏡22:1495-1500,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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