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文献詳細

雑誌文献

臨床外科71巻11号

2016年10月発行

文献概要

増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 肝胆膵

急性胆管炎

著者: 隈元雄介1

所属機関: 1北里大学医学部一般・消化器外科

ページ範囲:P.297 - P.300

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POINT
■急性胆管炎は,胆管内胆汁中で増殖した細菌が,胆汁うっ滞により胆道内圧が上昇し,血中へ移行することで起こる病態である.
■治療の基本は,抗菌薬による感染症対策と胆道ドレナージによる胆道内圧低下によるが,その重症度によって治療方針が異なるため,ガイドラインの重症度判定が重要である.
■重症例,および中等症治療不応例では,胆道ドレナージを施行しなければ敗血症から多臓器不全に至り致命的となるため,胆道ドレナージのタイミングを見逃さないことが大切である.
■緊急胆道ドレナージ対応困難な場合には,対応可能な施設に速やかに搬送する必要がある.

参考文献

1)急性胆管炎・胆囊炎診療ガイドライン改訂出版委員会:急性胆管炎・胆囊炎診療ガイドライン2013.医学図書出版,2013
2)日本集中治療医学会Sepsis Registry委員会:日本版敗血症診療ガイドライン.日集中医誌20:124-173,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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