文献詳細
増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅲ章 消化器救急疾患 疾患別対処法 肝胆膵
急性門脈血栓症
著者: 加藤悠太郎1 棚橋義直1 香川幹1 辻昭一郎1 中嶋早苗1 小島正之1 木口剛造1 三井哲史1 杉岡篤1
所属機関: 1藤田保健衛生大学肝胆膵外科
ページ範囲:P.314 - P.318
文献概要
■急性門脈血栓症には肝硬変,悪性腫瘍,骨髄増殖性疾患,凝固・抗凝固因子異常,肝胆膵・脾疾患術後など様々な背景危険因子があり,その診断に基づいて適切な短期および長期的治療を行う.
■初期治療の原則は抗凝固療法の早期開始である.
■血栓進展による腸管血行障害は緊急手術の適応である.
参考文献
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